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意外だった病気

ここのところ病院通いで、ちょっとテンションが下がり気味な小夏さん。

一ヶ月ほど前から様々な検査などしていました。
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先日血液検査もろもろの結果で

たぶんそうであろうという病気が判明。

内分泌疾患の

『甲状腺機能低下症』でした。

甲状腺は喉のすぐ下の部分にあって、甲状腺ホルモンを分泌する内分泌器官です。
甲状腺ホルモンは別名「元気ホルモン」と呼ばれるほど
代謝を活発にしたり、筋肉にエネルギ-を供給したりするのをはじめ、
心臓・内臓・皮膚など体のあらゆる部分の活動を調整するという非常に重要な役割を担っています。

人間でいうと クレンチン病とか橋本病(甲状腺機能低下症)、
対局にあるのがバセドウ病(甲状腺機能亢進症)になるのかな。

比較的中型犬~大型犬に多く、小型犬では少ない方かもしれません。

ただ、どの犬種であっても高齢になると甲状腺ホルモンに異常が出るのは
珍しくは無く、比較的多い病気かもしれません。

今回の記事は「小夏の場合」という前提で書いていますので、
それがどのワンちゃんにも共通するものではありませんので
あらかじめ踏まえたうえでお読み頂けたらと思います。

なぜかというと「甲状腺機能低下症」の症状ってま~!たくさん。。。
個体によって様々だからです。

小夏さんの場合はここ二ヶ月くらいから特に気になる体調の変化があり
「おかしい?」と思う回数が多く…。

まず皮膚疾患ですが「治らない」という不思議。
いつもの湿疹より皮膚が黒ずんでいる箇所が多い(膿皮症)。
抗ヒスタミン剤がまったく効かないほど痒みがある。
抗生剤の効果もあまりみられず…

皮膚とは別に、一度後ろ足をあげてしまった時があって
靭帯切れたか、脱臼かと思って病院へ。
膝は抜けておらず靭帯に関しては
痛み止めで様子を見ていましたが靭帯の損傷は無かったようです。

でもなんか足の状態が妙に気になる。

そして「絶対変!」と思ったのは体重の急激な増加でした。
ここ何年もずっと管理できていた体重が一ヶ月程で500グラム増えました。
6.5キロの体重がいきなり7キロになっていました。

食事については何も大きな変更をしていないので
病院の先生と相談して
「全部調べていって一個ずつ疾患をつぶしていこう」と
検査をはじめました。

皮膚からは球菌や疥癬のほうも調べて。

血液検査では
もし内分泌疾患だったら、副腎のほうが気になるかなと
クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)やアジソン病(副腎皮質機能低下症)を
考えたのですが

意外だった甲状腺ホルモン機能がまず低下していました。

特有な症状として一致している症状は
体重増加、後ろ足の突っ張り歩き?(これが足を上げた症状と一致かどうかはわかりません)
皮膚疾患、
検査している時に病院でわかったことですが徐脈(心拍数の少ない状態)
通常病院などでは緊張のため心拍は多くなることの方が多いです。

まったく一致していない特有症状では「元気がなくなる」という。。。
これ大きな特徴らしいのですが

小夏さん元気はいつも通りあるので
こういった検査しなければわからなかったと思う。

早期発見早期治療が一番の病気です。

じゃあ早期発見できたのか?
というと、飼い主としては少々疑問もあります。

そういえばあれもコレが原因だったのかな?と思うことが過去いくつかあったり。

ただ甲状腺ホルモンの数値は通常を下回るけれども軽度です。
ゆっくり進む病気なので、素因は持っていたとしても、発症は最近だと思います。

しかしながらこの病気予防法はありません。

治療としては少なくなった甲状腺ホルモンをお薬で補充します。
自然に出ることはありません。
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小夏さんは少ない量からホルモンの補充をし始めて一週間。

最初の二三日はちょっとドキドキしながら見守っていました(ホルモン剤の量はすごく慎重なんで)

特に変わった様子は無いのですが

皮膚の状態は比較的落ち着いてきました。

この病気がベースになっているという事で、この薬で湿疹がよくなったわけでなく
甲状腺ホルモンが体の代謝を本来の状態に戻している途中といった方がよいかな。

期間を経てからまた検査をして数値を見る予定です。

お薬はたぶん生涯飲んで体調管理すると思います。

併発する病気などもあればこれからまた調べていく予定ですが、
病気がない事に越したことはありませんが、病気がわかってちょっとホッとしている部分もあります。

これ以上持病が増えないことを願っていますが。。。(涙)


この記事を読んで「もしかしてうちのこも?」と思ってしまった方へ
血液検査ですが、通常ドッグドックなどで行う検査項目は内分泌疾患の検査は入っていません。
別途で血液検査という事になります。
決して推奨するためではありませんが、気になる症状があったら
検査で調べてみるのは確かに早期発見に繋がると思います♪

長くこの記事を書いたのもちょっと思うことがあって
小型犬でこの病気の治療中のブログなどが少なくて
実際の情報をたくさん収集できなくて「少ない…」と思ってしまったので…

色々な情報が欲しいなと思ったからです♪


でも病気があっても

今までどおり元気で過ごすために、これからも小夏屋頑張っていこう!と
心に誓ったここ最近でした。



モチロン坊主も
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              社長のためならボクだって係長ですよ♪


よっしゃ~小夏屋係長、いい心構えだね~♪
Commented by ジェニパパ at 2012-08-04 21:11 x
キリっとした晶太君の表情に小夏さんをお助けする固い決意を感じるのは自分だけではないのでは?
小夏さんもいろいろあって大変だね。でもお薬が効いてだんだんよくなってくるといいね。
ガンバ!!
Commented by 小夏母 at 2012-08-05 23:40 x
ジェニパパさん
小夏は次から次へと(汗)まあ、、、
確かに色々出てくる年齢にも入ったし、気をつけながら進んでいきます♪
係長も小夏屋のムードメーカー??として頑張ってくれるみたいです。
Commented by ふぉん at 2012-08-06 12:16 x
小夏ちゃんあちー中大変ですね。
確かに年齢とともに色々出てきます。
読んでいてとても参考になりました。
直面したことだけ調べるのに精いっぱいで、
他の病気は殆どわかってないです。

レオンは食い気を何とかせねばなんて事ばかり
気にしていたら、意外にも心臓に疾患が早く出てしまい、メタボは断じて避けなければいけないのに、
1名まったく気にせず気を引くため食べ物をあげまくってます。
お薬飲ませながら太らせてどうするのでしょうね。

晶太君は小夏ちゃんのために頑張ってる姿いじらし~い(笑)
男の子は優しいものね~・・そのお顔いいなァ~
Commented by チャーリー母 at 2012-08-06 22:12 x
甲状腺機能低下症だったか〜
ゴールデンやシェルティに多い病気だよね。
一般的に甲状腺機能低下症は、
木馬のような奇妙な歩き方をする
とか
毛が抜けるとか言うけど(本作るんで勉強した)
後ろ足のつっぱりはそのせいだったのかも。
でも今はすごく効く薬があるから、多分劇的に回復するんでは。分量は気をつけないとだけどね。
確かに甲状腺機能は一般のドッグドックの検査項目に入ってないんだよね。
やっぱり飼い主が情報をもってて、「これかも」って思わないと先生もなかなか気づかないよね〜
きっと皮膚もよくなると思うよ。
お大事にね〜
Commented by ノエルママ at 2012-08-07 09:41 x
小夏ちゃんたいへんでしたね。実は我が家がお散歩シッターを時々お願いしているシュナ飼いの友人なのですが、小夏ちゃんと同じ病気であることがだいぶ前にわかって、今はとっても元気にしています。
そのシュナちゃんは脈拍が少なく、お散歩に出ても途中で抱っこになってしまい、おかしいと気付きました。
検査をしたところ、甲状腺の機能低下であることがわかったのです。
ホルモンの値はけた外れで低いというわけでもなくちょっと正常値よりはずれているだけでしたが、お薬を飲み始めたらとってもよくなっていますよ。
お薬は飲み続けなければなりませんけど、お薬をキチンと飲んでいればよいわけですので、対応ができる方が飼い主としては心休まるかもしれません。お薬は上手に使うものと思っているノエルママです。
小夏ちゃんお薬飲むことで元気になるといいですね。きっと大丈夫ですよ。
Commented by 小夏母 at 2012-08-08 12:28 x
ふぉんさん
そうなんですよね、私も直面した症状ばかり気にして、元にある疾患は気がつかない状態でした。
でも調べてみてよかったと思いました、何でかわからなくてという状態は不安が付きもので。

レオン君は心臓だから体重管理ですか、わかっちゃいるがこれがまた大変ですよね…。ついついあげちゃう人ウチにもいますよ(笑)
比較的小夏はコントロールしやすいようですが、ウチも晶太はほんと難しい・・・。
食欲が旺盛な子をいかにして痩せさせるか…うちも頑張らないとです(笑)
小夏も少しずつですが皮膚の方が落ち着いてきたので、ちょっと安心しているところです♪
Commented by 小夏母 at 2012-08-08 12:36 x
チャーリー母さん
そうやっぱり中型犬以上の大きさの子がよくなるようですね。
木馬のような奇妙な歩き方…「えっと木馬木馬?」って考えて
ふむふむなるほど、、、と思いました。
お薬はほんの少しから始めて様子を見ながら調整していくと思います。
なんか、ちょっといい状態になってきたように昨日あたりから思います♪
疲れやすいので気をつけながら付き合っていく病気のようなので焦らず頑張ってみようかなっと。
そうだ、チャママリニュ本購入しましたよ(言うの忘れてた)役にたっていますよ~♪
Commented by 小夏母 at 2012-08-08 12:46 x
ノエルママさん
お友達シュナちゃんの状態ってすごくわかります!
ここのところ小夏も元気はあるんだけど、異常に疲れやすい状態が続いていて、それも気になるところだったのです。
やはり心拍数が少ない症状でした。
でもお薬で今は元気な様子をお聞きしてとても安心しました♪
病気なのかどうかもわからないのは不安ばかりが続くので
ノエルママの仰るとおり、今回はしっかり調べてもらってよかったです。
お薬は続くだろうけど体調管理しながら元気にやっていけると思って頑張ります!

ついでに晶太ちょっと…いや、
かなり夏太り。。。こっちもがんばるじょ!
by conatuya | 2012-08-04 00:00 | 健康と体調 | Comments(8)

ケアーンテリアの小夏&二代目小夏&ノーフォークテリアの晶太&仁太郎の小夏屋でございます。


by CONATUYA
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